「結婚はすごくしたいって思うんですよ。結婚って、ぜんぜん知らない新しい世界じゃないですか。好奇心もあります。甘い生活をしたいとかいうわけじゃないんです。
結婚することで、また違う人生も磨いていけるかなっていうか……。一人じゃ寂しいときもあるしね。でも、最近振られたばっかりだし、まだまだ遠いかな」
松村時子さんは、故郷の愛媛県で教師をしている。現在二十六歳。地元の高校を卒業後、英語の教師になるべく広島の国立大学に入学した。
初めは大学に行くならいわゆる文学部っていうんじゃなくて、何かプロフェッショナルやな資格をとりたいなと思ったんです。
それで文系なら先生かなって……。これからは教育かなって気持ちがあったんでしょうね。
英語なら潰しがきくだろうから英語にしとこうって感じでした」実家を出てみたいという気持ちもあったが、都会へ行くのは恐怖心があった。東京や大阪に憧れもなかったという。
「今でも怖いんですよ。人が多いし……」周りを見回しながら、そういってケラケラ笑う。斜にかまえたところがないので、実際の年齢よりはずいぶん幼い感じがする。
大学で四年間勉強したものの、英語を話す能力にまだ満足がいかなかった。教師としてやっていく自信がつかず、一般企業への就職も考えたという。●レバー、ほうれん草など鉄分
の多い食べものをとりましょう
けれど、結局就職試験には落ちてしまい、教師として県内の中学校に仮採用で勤めるようになる。


出典:
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