「本当のところは、自分が生徒たちに追いつかれたくなかったんですよね。高校に入って、
大学に入って、ハイティーンのキラッキラッした時期じゃないですか。すごく刺激を与えてもらったと思う。あの子たちは自分をいつも先生、先生って呼ぶけど、自分にとってはあの子たちが先生だなって・・・」「赤面するようなピュアな思いだった」と照れて笑うが、一言かしいので、鉄剤を飲みます。しかし
鉄剤はとても飲みにくく、飲むと吐き
気、胃痛、便秘あるいは下痢がおこる一言一生懸命に話す彼女の目を見ていると、そのドキドキが伝わってくる。結局、次の年の本採用の試験に受からなかったこともあって、一から話す実力を付けようとカナダへ語学留学したわけです。「楽しかったけど、これで本当に実力が付くんだろうかって、焦りも大きかった。私にしたら、カナダでの友だちはみんな年下だし、同じ年の友だちは、すでに日本で社会人としてキャリアを積んでるわけでしょう。今、カナダで遊んでいる友だちはライバルじゃない、日本でいっしょに卒業した友だちがライバルなんだって自分に言い聞かせたりして・・・。帰っても今度は絶対教員試験にすべれないってプレッシャーもすごかったです」結果的には満足がいくだけの成果はあった。帰国後、試験にも合格し、無事本採用の教師としてスタートしたわけだが、職場内の人間関係がうまくいかず、最初の一年は前途多難という感じだった。コミュニケーションは非常に大切なのです。

出典:
FF082_L